【作品解説】TSUKIUMI①/幼い自分を育てる猫神様
07 April, 2023
Umuco’s ARTの中のYaoyorozuというコレクションの第一弾としてリリースした「TSUKIUMI」について解説。
Yaoyorozuシリーズは神羅万象の中に神を見出す「八百万の神」の概念をテーマにしたコレクション。
自然哲学やアニミズム、縄文信仰、神道などからヒントを経て、自然現象やあらゆる事象に名前をつけて「猫神化」させていくシリーズです。
作者自身が実際に訪れた土地やそこで得た体験を元に、猫の神様として描いています。
「TSUKIUMI/月産」は猫曼荼羅の展示が行われた足利市立美術館の近くにある、伊勢神社の月讀宮にインスピレーションを受けて生まれた作品。
月、出産、母性、鏡、生命のバイオリズム、女性性、陰陽、母と子供、幻想、門(ゲート)などを暗号化し猫神として描いています。
足利訪問以前より「母と子」というテーマで民俗学や心理学などを掘り下げていたのですが、伊勢神社を訪れたことで点と点がつながるような納得感が得られました。
幼少期の母親との関係は大人になってからもさまざまな影響を与えています。
人格形成、考え方、自己評価などなど。
自らを守護し育む母(母に象徴される資質)との関係性は、感受性の原点。
幼い頃に自分の一部のように同一化していた「母」という存在に、大人になってからも無意識に自己投影します。
世界は常に「わたし」を生かしてくれる愛にあふれているように感じる。(安心感や自己肯定感)
世界は常に「わたし」を受け入れず厳しく突き放すように感じる。(漠然とした不安や自己否定)
このどちらであっても、幼い頃に「母」という存在をどのように捉えたかが今もなお影響しています。
大人になっても内在する幼い子どもの自分。
幼い自分が「母」を通して見ている世界に、はあらゆる歪みが生じています。
この「TSUKIUMI」は自らの母性をもって、幼い自分を育てなおすことをテーマにしています。
認知の歪み、自己評価、人や社会との関係性。
あらゆる側面に現れた、内在する幼い自分の心理を見なおすこと。
曇りのない鏡(月)を覗き込み、自らを捉えなおしバイアスをリセットしていく。
そんなプロセスを猫神「月産」として描きました。
NFT作品「TSUKIUMI」はこちらからご購入いただけます
Yaoyorozuシリーズは神羅万象の中に神を見出す「八百万の神」の概念をテーマにしたコレクション。
自然哲学やアニミズム、縄文信仰、神道などからヒントを経て、自然現象やあらゆる事象に名前をつけて「猫神化」させていくシリーズです。
作者自身が実際に訪れた土地やそこで得た体験を元に、猫の神様として描いています。
「TSUKIUMI/月産」は猫曼荼羅の展示が行われた足利市立美術館の近くにある、伊勢神社の月讀宮にインスピレーションを受けて生まれた作品。
月、出産、母性、鏡、生命のバイオリズム、女性性、陰陽、母と子供、幻想、門(ゲート)などを暗号化し猫神として描いています。
足利訪問以前より「母と子」というテーマで民俗学や心理学などを掘り下げていたのですが、伊勢神社を訪れたことで点と点がつながるような納得感が得られました。
幼少期の母親との関係は大人になってからもさまざまな影響を与えています。
人格形成、考え方、自己評価などなど。
自らを守護し育む母(母に象徴される資質)との関係性は、感受性の原点。
幼い頃に自分の一部のように同一化していた「母」という存在に、大人になってからも無意識に自己投影します。
世界は常に「わたし」を生かしてくれる愛にあふれているように感じる。(安心感や自己肯定感)
世界は常に「わたし」を受け入れず厳しく突き放すように感じる。(漠然とした不安や自己否定)
このどちらであっても、幼い頃に「母」という存在をどのように捉えたかが今もなお影響しています。
大人になっても内在する幼い子どもの自分。
幼い自分が「母」を通して見ている世界に、はあらゆる歪みが生じています。
この「TSUKIUMI」は自らの母性をもって、幼い自分を育てなおすことをテーマにしています。
認知の歪み、自己評価、人や社会との関係性。
あらゆる側面に現れた、内在する幼い自分の心理を見なおすこと。
曇りのない鏡(月)を覗き込み、自らを捉えなおしバイアスをリセットしていく。
そんなプロセスを猫神「月産」として描きました。
NFT作品「TSUKIUMI」はこちらからご購入いただけます